2013年7月19日金曜日

FREEのセカンドアルバム 曲紹介(2)

6、ウーマン
 多分、アルバムの中で一番のコマーシャルな楽曲かも。リフがかっこよい。
フリーのフォロワーとして知る人ぞ知る、ブラックシープのデビューアルバム、フォリナーのルー・グラムがいたバンドもカバーしています。そしてまたまたスリードッグナイトも「ママ・トールド・ミー」が入っているアルバム「イット・エイント・イージー」でもカバーしています。

7、フリー・ミー
 暗く憂いを含んだ曲。ワンフレーズでお経のように延々続いていきます。17,8歳の彼らがこのような曲作りをする背景が理解できず、初めて聞いたときは何か宗教的な匂いを感じたのを覚えている。

8、ブロード・デイライト
 一転してハードな曲。1枚目に入っていてもおかしくはない感じである。がエンディングが何故か次作の「ファイヤー&ウォーター」を感じさせる曲でもある。 
 
 
9、モーニング・サッド・モーニング
 またアコギを使った彼らの得意とする気怠い雰囲気の曲である。これも後に知った事だけど、LIVEで一緒に回っていたのがフォークデュオみたいなバンドで曲作りに彼らの影響もあったみたいだ。
彼らの所属するアイランドは初期はフォークのミュージシャンが多かったが、後にトラフィック、ロバートパーマー、モット・ザ・フープル、バッドカンパニー等のロック系が多くなった。


ちなみに、後の文献「ヘビーロード」には早くも2枚目にして、バンド内のゴタゴタがあって、かなりギクシャクしていたらしい。

2013年6月28日金曜日

FREEのセカンドアルバム 曲紹介(1)

1、アイル・ビー・クリーピン
  ドラムの音がやけにクリアに聞こえるPOPナンバーです。POPといっても彼らにとってであり、一般的にはまだ暗い感じがあります。ポール・ロジャースの歌い始めがとてもかっこ良い。スリードッグナイトが全米NO1ヒットに輝いた「喜びの世界/ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」が収録されたアルバム「ナチュラリー」でカバーしています。
 

2、ソング・オブ・イエスタディ
  ドラムのフイル・インからベースの弾むようなリフで始まる、1枚目とはあきらかに違う印象を持った曲です。コゾフのギターもコードワークがファーストとは違うアプローチをしている。これがアンディが弾き方を指図したと思われる感じだ。


3、ライイング・イン・ザ・サンシャイン
  アコースティックギターのフリーらしいというかイギリスのバンドらしい、トラッドな曲です。今聞くと枯れた感じの良さが分るけど、あの頃15,6歳の子供にはとても無理。後の文献でこのアルバムのアコギは全てコゾフが弾いていたと記してあったので、改めてコゾフは素晴らしい。
 

4、トラブル・オン・ダブル・タイム
  一転してハードなブルースロック。LIVEのSETリストには必ず入っていた曲。これもリフが印象的です。


5、マウスフル・オブ・グラス
 フリーの全アルバムを通して唯一のインストゥルメンタル。これもその当時はあまり聞かなかったけど、年を取ると好きになった一曲です。

2013年1月11日金曜日

FREEのセカンドアルバム「FREE]

今日は、FREEのセカンドアルバム「FREE」の紹介です。
タイトルは2枚目にしてバンド名としているので、それだけ自信をもっていたのでしょう。
ファーストに比べ、飛躍的に音がよくなっています。その当時のショボイステレオでも違いがわかりました。プロデューサーがあのクリス・ブラックウエル。
まず、各楽器の分離が良くなったので、ドラム、ベース、ギターがハッキリ聞こえます。
ファーストは音がグシャっとしていて、ある意味ワイルドな感じが出ていて、いい感じではあったのですが、セカンドではスッキリしています。実はこのLPからFREE独特の間とかグルーブ感が出てきます。リズムセクションの手数が少なくなり、サイモン・カークのドラムは、リズムキープに命をかけるみたいな。コゾフのギターもリフを強調してチョーキングを意識しだして、1小節に一音みたいな感じになり始めた。そして極めつけは、アンディー・フレーザーのベース。一枚目とは別人の弾き方でリズムを強調し、独特のフレーズが生まれてきた。ブルースというよりR&Bぽい。ポンポン跳ねる感じはジェームス・ジェマーソンの影響かな。そして殆んどの曲がポール・ロジャースとアンディ・フレーザーのクレジットになっている。

FREE

ちなみに、後日談として、コゾフはこのセカンド製作中に、弾き方の指図をされ、嫌気が差して新しいグループを結成しようとしていたみたいらしい。


2012年11月16日金曜日

FREEのファーストアルバム 曲紹介(3)

6、アイム・ア・ムーバー
  フレーザー&ロジャース作。LIVEでもよくPLAYする曲。このスタジオ盤ではテンポが早くて、「FREE LIVE]のバージョンの方がゆったりしていて、僕はLIVE盤の方が好きです。これもGの3コードで彼らの得意とするフレーズのブルースナンバーです。4枚目の「HIGHWAY」のライド・オン・ポニーの原型ともいえる曲です。
7、ザ・ハンター
  ブッカーT&ザ・MGズがアルバート・キングに書いた曲で、ブルースの古典ナンバー。FREEはこの曲をアンコールでよくPLAYしています。レッド・ツェッペリンもファーストアルバムのハウ・メニー・モア・タイムスの中間部で少しだけ演奏していますが、かなりアレンジしていて、FREEの方が原曲に近い気がします。皆なこなれていて他の曲に比べて余裕がある感じです。ロジャースのボーカルは17,8歳とは思えない安定感があります。
8、ムーン・シャイン
 コゾフ&ロジャース作。LPが出た頃、この曲は飛ばして聴いていました。1曲目と同様にとてもマイナーなテンポの遅い曲で、好きになれなかった。この時代、悪魔的な風潮が流行っていて、ブラック・サバスはそのイメージが先行してしまい、それが功を奏して売れたけど、後にメンバーはそんなつもりで曲を書いていなかったと話しています。この頃のロジャースも影響を受けていたと思われる。メンバーは以外とこの曲を気に入っていたらしく、LIVEでもセットリストには必ず入っていたみたいだ。
9、スウィート・トゥース
 ロジャース作。このアルバムはロジャースとコゾフ主導が明らかで、フレーザーはあまり目立たない。この曲はFREEのファーストを象徴するような曲でウォリーやワイルド・インディアン・ウーマンみたいなブルースをベースにして、少しPOPも意識した曲作りをしていたみたいだ。とにかく前にも書いたけど、荒削りなブルースロックバンドという印象がある。
10、オーバー・ザ・グリーン・ヒルズ パート2
1曲目の続き。後に出たボーナス盤ではフルで演奏しているのがあるので、編集の段階で2つに分けてトータル的なアルバムに見せかけている感じですね。

ちなみに、アルバムジャケットにミッキーが写っているのだけれど、だいぶ後になって教えてもらった記憶があります。何十回となく見ていたのにわからなかった。不思議ですね。勿論、その頃東京デズニーランドはまだありません。

2012年10月19日金曜日

表参道スタジオのお話

今回は、ミーハーなお話を。僕が20歳前の頃、ナベプロの表参道のスタジオに出入りをしていて、そこではあいざき真也やキャンディーズのバックバンドがリハをしているのをよく見ていました。そのバンマスが今度新しいバンドをデビューさせるのでやってみないかと言われて5、6人のバンドを組んで、そのスタジオで練習していました。練習曲はグラス・ハープの「チェインジス」やドゥービー・ブラザースの曲。そこで突然、西城秀樹のバックバンドをやれと言われ、彼のコンサートツアーに参加しろと。西城秀樹は別の事務所の所属なのに、何で?疑問でしたが結局やる事になり、演奏するのはローリング・ストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」、レーン&ザ・スリー・キングスの「ストップ・ザ・ミュージック」等のヒット曲。浅草の国際劇場で3日から4日公演、大阪球場で2日間とか演奏していました。それが終わると今度はドリフターズの映画に出演。設定はドラムの加藤茶さんが勉強もせずにバンドに入れ込み、コンテストで優勝するお話。志村さんはマネージャー役。そのバンドのメンバーという設定。5.6年前に知り合いがその映画がビデオになっていると言って見せてくれた。有り得ない。そして極めつけはクイーン初来日の前座の話。皆この話を聞いた時は、唖然。まぁ、さすがに寄せ集めバンドにそんな大役は出来る訳なく、この後は芸能界にはよくある話でいつのまにか前座の話も、バンドのデビューの話もどっかにいってしまい、バンドも自然消滅してしまう。
グラス・ハープ
ちなみにそのスタジオでは、ドゥーティー・ドールも練習していました。

2012年8月14日火曜日

アイボリー・ゲートのお話

今日は、僕が少しの間、参加していたアイボリー・ゲートのお話を。
アイボリー・ゲートは、完全にレッド・ツェッペリンを意識したバンドで、ギターの人はジミー・ペイジのギター奏法から、ギターの持ち方、髪型に至るまで似ていて、オリジナル曲もZEPにインスパイアされているプレイヤーでした。僕が参加した時は、グループ名もなく、ドラムとギターの二人だけでヴォーカルがいませんでした。もともとは4人で活動していたらしく、丁度ヴォーカルとベースが抜けて又新たにメンバーを探していて、誰かの紹介で参加したと思います。ZEPを意識したバンドなので、ベースはキーボードも弾けなくてはカッコつかないと言う事で、小さい頃ピアノを習っていたのでフェンダー・ローズとソリーナを購入して頂き、無理やりプレイした思い出があります。もちろんジョン・ポール・ジョーンズにはなれる訳なく、練習してもトホホなテクでした。LIVEでベースとキーボードを担当しているプレイーヤーはZEPとFREEくらいで他は見た事がない。タワー・オブ・パワーのキーボードがフット・ベースを弾いているのはあったけど。やはりジョンとアンディはスーパープレイヤーなのだ。
その後ロバート・プラントばりのヴォーカルはなかなか見つからなくて、僕も辞めてしまったけれど、何年かしてバンドはアルバムも出して、活躍してたみたいだ。
ちなみにアイボリー・ゲートでは、その当時日本に2台しかないと聞いていた、オレンジのベースアンプを使用していました。大音量でもうるさい感じではなく、包み込むような音で、ギターがアドリブを弾いていてもスカスカな感じがしないグッドなアンプでした。この後いくつかのバンドに参加しますが、唯一、ロックバンドでプレイしていた感じでしたね。

2012年8月8日水曜日

ロジャー・グローバーのお話

ジョン・ロード関連で今日はディープ・パープルのベーシスト、ロジャー・グローバーのお話を。
彼は殆ど話題にならないベーシストですが、僕はベースプレイヤーだったので「イン・ロック」「マシン・ヘッド」の曲を高校生の頃はよくコピーしていました。やはりジョン・ポール・ジョーンズ、クリス・スクワイヤ等のプレイと比べると地味です。難しいフレーズを弾かないので、プレイ的には特にないのですが、プロデュースを得意としていて、後年リリースされた30周年記念アルバムとかにはロジャー・グローバー・リミックスというバージョンがかなり多く発表されています。なのでアルバムの音作り的なところは、他のメンンバーも信頼してまかしていたみたいですね。リッチーがレインボウを結成し、POP的な路線で成功したのも、途中からロジャーが加入してからなので、リッチーもそのセンスには一目置いていたのかな。
使用楽器は「イン・ロック」では、フェンダー・プレジションを使用していて音色は普通です。「ファイヤー・ボール」の一曲目では、ムスタング・ベースの軽いゴリゴリの音で、ソロも弾いています。これ以降は、リッケンバーガーでのプレイが多くなります。彼はピック弾きが多いのですが、リッケンバッカーにロトサンドの弦を張り、ピックで弾くと、クリス・スクワイアの音色になるはずですが、意外ともっさりとした音です。トレブルはあまり入れてない感じです。

ファイヤー・ボール
ちなみに、僕が最初に買ったベースはフェンダー・プレジションのメープル・ネックでジョン・ポール・ジョーンズの影響です。ジョンはレコーディングでもライブでもジャズ・ベースを弾いていたと思いますが、ある写真でプレジションを持っている姿がとてもカッコ良くて決めました。フリーのアンディ・フレーザーはSGベースですが、何故かギブンン系の音には抵抗があったのを覚えています。
リッケンバッカーのベースは、ハリケーンのライブで、友達から借りて一度だけ使った事があります。僕は指で弾くのですが、指弾きには向いていません。とても弾きにくかった。
ハリケーン LIVE