タイトルは2枚目にしてバンド名としているので、それだけ自信をもっていたのでしょう。
ファーストに比べ、飛躍的に音がよくなっています。その当時のショボイステレオでも違いがわかりました。プロデューサーがあのクリス・ブラックウエル。
まず、各楽器の分離が良くなったので、ドラム、ベース、ギターがハッキリ聞こえます。
ファーストは音がグシャっとしていて、ある意味ワイルドな感じが出ていて、いい感じではあったのですが、セカンドではスッキリしています。実はこのLPからFREE独特の間とかグルーブ感が出てきます。リズムセクションの手数が少なくなり、サイモン・カークのドラムは、リズムキープに命をかけるみたいな。コゾフのギターもリフを強調してチョーキングを意識しだして、1小節に一音みたいな感じになり始めた。そして極めつけは、アンディー・フレーザーのベース。一枚目とは別人の弾き方でリズムを強調し、独特のフレーズが生まれてきた。ブルースというよりR&Bぽい。ポンポン跳ねる感じはジェームス・ジェマーソンの影響かな。そして殆んどの曲がポール・ロジャースとアンディ・フレーザーのクレジットになっている。
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FREE |
ちなみに、後日談として、コゾフはこのセカンド製作中に、弾き方の指図をされ、嫌気が差して新しいグループを結成しようとしていたみたいらしい。
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