1、オーヴァー・ザ・グリーン・ヒルズ~パート1
アコギを使用したロジャース作の重苦しい感じの曲です。このアルバムではロジャースが曲作りの中心で、フレイザーは2曲のみのクレジットです。この曲をアルバムの最初と最後に持ってくる意味を理解出きなくて、当時は飛ばして聞いていました。ブルースロックを期待して買ったのにこれは何!と中学3年生はガッカリした思い出があります。35年後にでたリシューCDにはボーナストラックで、BBCセッションという形で演奏しているバージョンがあるので、メンバーにとってはいい感じの曲だったのかな?
アコギはコゾフが弾いているのか疑問ですけど。
2、ウォーリー
フェイド・インでコゾフのギターが印象的なトラックです。前の曲と打って変わって、この頃のバンドの荒々しい雰囲気が良く出ています。フレーザーはまだ普通のベーシストです。ちゃんと弾くところは弾いています。逆にカークは手数が多く、フレーザーよりも目立ちます。全体的に言えますがガシャガシャしていて、各パート毎の音がクリアではないです。エンジニアがまだ10代のアンディ・ジョーンズだからかな。ロジャース作。
3、ウォーク・イン・マイ・シャドウ
ギターのフイードバックから始まる日本でのデビューシングルです。典型的な3コードのブルースロックでこれもロジャース作です。ライブバージョンはほとんど世に出ていなくて、フリーライブのボーナス盤で初めて聴きましたが、スタジオ盤よりかなりゆったりしています。ここでもコゾフのギターが活躍しています。フレーザーは忠実にリフを弾いていますが所々で独特のフレーズが出てきます。
ちなみに僕はこの頃ギターを弾いていたのでよくコゾフのギターをコピーしていました。コゾフは早弾きではなく、一音一音を丁寧に弾くギタリストでその頃の他のバンド、ブラックサバス、ジェフベックグループ、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル等の早弾きギタープレイヤーとは明らかにスタイルが違っていました。なのでコピーは簡単でした。が、いざアンプに通して弾くと全く違う音が出てきます。
さすがクラプトンに誉められたチョーキング!後日フレーザーが言っていました。「コゾフのエモーショナルは誰にもまね出来ない」と。
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