2012年7月12日木曜日

FREEのファーストアルバム 曲紹介(2)

4、ワイルド・インディアン・ウーマン
ロジャース/フレーザー作。これも重いリフで始まる曲で、後のソングライターチームとなる2人の共作です。どちらが作曲、作詞のクレジットはなく、基本は曲がフレーザー、詞がロジャースかな。
この曲もフレーザーは、スーパーベーシストの感じはあまりなくプレイしています。ギターがやはり目立ちます。
5、ゴーイン・ダウン・スロー
ブルースの古典でハウリン・ウルフので有名ですが、もともとはピアノ奏者ジェイムズ・バーク・オーデンの曲です。この頃のバンドは必ずブルースのカバーをアルバムに入れますが、ロバート・ジョンソン、ウイリー・ディクソン,マディー・ウォータースの曲が多く、オーデンはこの曲で初めて知りました。さすが渋い選曲。アノログ盤ではA面最後の曲。彼らにしては珍しく結構長尺です。これも彼らの特徴ですが、インプロヴィゼーションを多用しません。だいたい3、4分の曲が多いです。ですがこの曲は結構頑張っています。まずコゾフはコードを弾きません。ズーットアドリブで弾いています。フレーザーもブルースブレーカーズで鍛えたテクニックで16,7歳とは思えない、クールな感じを出しています。この曲でのロジャースの歌い方は、ロッド・スチュワートにソックリ。ピアノのイントロですが、クレジットにピアノサンプリング、スティーブ・ミラーと表記してあります。あのスティーブ・ミラー・バンドの?この曲以外でも、チョコチョコ聞こえます。誰なんだろう。
ちなみに僕が19歳頃と24歳頃にいたアイボリー・ゲートというバンドでも、よくブルースの古典をカバーしていました。

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