2012年10月19日金曜日

表参道スタジオのお話

今回は、ミーハーなお話を。僕が20歳前の頃、ナベプロの表参道のスタジオに出入りをしていて、そこではあいざき真也やキャンディーズのバックバンドがリハをしているのをよく見ていました。そのバンマスが今度新しいバンドをデビューさせるのでやってみないかと言われて5、6人のバンドを組んで、そのスタジオで練習していました。練習曲はグラス・ハープの「チェインジス」やドゥービー・ブラザースの曲。そこで突然、西城秀樹のバックバンドをやれと言われ、彼のコンサートツアーに参加しろと。西城秀樹は別の事務所の所属なのに、何で?疑問でしたが結局やる事になり、演奏するのはローリング・ストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」、レーン&ザ・スリー・キングスの「ストップ・ザ・ミュージック」等のヒット曲。浅草の国際劇場で3日から4日公演、大阪球場で2日間とか演奏していました。それが終わると今度はドリフターズの映画に出演。設定はドラムの加藤茶さんが勉強もせずにバンドに入れ込み、コンテストで優勝するお話。志村さんはマネージャー役。そのバンドのメンバーという設定。5.6年前に知り合いがその映画がビデオになっていると言って見せてくれた。有り得ない。そして極めつけはクイーン初来日の前座の話。皆この話を聞いた時は、唖然。まぁ、さすがに寄せ集めバンドにそんな大役は出来る訳なく、この後は芸能界にはよくある話でいつのまにか前座の話も、バンドのデビューの話もどっかにいってしまい、バンドも自然消滅してしまう。
グラス・ハープ
ちなみにそのスタジオでは、ドゥーティー・ドールも練習していました。